宮古旅行記
 

  ホントは、2泊3日の盛岡出張のあとの1泊2日の宮古旅行で、
 盛岡でも市内視察を狙ってたんだけど、結局盛岡では仕事だけに
 終わってしまった・・・ 何のための出張だったのか・・・
  ということで、今回も1泊だけの短い宮古旅行の報告となりました。

  宮古の情報は次のサイトにあります。 結構充実してますよ。
   宮古市 http://www.city.miyako.iwate.jp/title.shtml
 

11月2日(金)

  仕事を終えて、盛岡発16:23発の宮古行きの山田線に乗ろうと
 ホームへ・・・ もう夕方で、風が冷たく、震えながら待っていた。
 でも、いいものを持っているのに気がついた! パソコン! そう、
 パソコンを膝に乗せメールを打ってると暖かくなってきた・・・
  で、やっと電車が入ってきて、風は何とか・・・でも、車内も
 寒かったなあ。乗ってる人も少なく、盛岡近くの駅までは女子高生とかの
 グループがたくさんいたけど、30分も過ぎると車内は閑散となって
 寒い寒い。やっぱり、東京とは違う。
  1時間も過ぎると、あたりはもう真っ暗で、景色を楽しむことも
 できない。退屈で退屈で、と思っていると、ふと思い出した、車内では
 携帯電話はご遠慮をという放送を。だって、誰もいないからいいかなと
 思って携帯からメールでもと思ったら、非情にも圏外!何だ、あの放送!
 ということで、宮古まで孤独で寒さに震えながらの旅でした。
  それにしても、2時間半、ずいぶんかかったなあ。盛岡ー東京の
 新幹線の時間と同じ! 宮古までは100Km位しかないのに・・・
 ま、途中で、5分停車、15分くらい停車と、駅で止まってる時間も
 多かったからなあ。
  で、やっと宮古に、夜の7時ごろに到着。早速タクシーで、予約して
 いたビジネスホテルの宮古セントラルホテル熊安へ。どんなホテルか
 心配だったけど、新しくて綺麗なホテルだった。よかった。
 

  宮古セントラルホテル熊安
  (もちろん、翌日の撮影です)

  ホテルで、着替えをして、いや、背広にワイシャツで移動してきた
 ので、遊び着に着替えたんだけど、それから、ホテルの人に、美味しい
 お魚とお酒を出してくれるお店を聞いて、いざ出陣!
  紹介いただいたのは「浜ゆう」と「無礼講」というお店。名前で選んで
 「無礼講」に入った。 カウンターが空いていたので、そこへ。
 結構お客さん、多かったね。
  まず驚いたのが、付け出しが毛蟹と枝豆! 毛蟹には驚いた。お腹も
 すいていたので、すぐにたべちゃった。それから、大将にお願いして
 お刺身の美味しそうなところを盛り合わせでってお願いした。白身、
 赤身もあったけど、貝も美味しかった。やっぱり新鮮だね。ただ、
 ポチの苦手なほやも刺身で。 でも、ちっとも臭くも無く食べられた。
 ほやも新鮮だと美味しいんだね。
  その刺身の盛り合わせに、うにが入っていなかったので、うにを
 別に頼んだ。 塩うに、塩水に入ったうにがでてきた。美味しかったよ。
 季節が外れているのか、小さかったけどね。うには、夏がいいのかな?
  なんか、聞いたことの無い魚もあったけど、ちょっと怖くて・・・
 で、金目鯛の煮つけをお願いした。
  日本酒は、宮古の地酒の千両男山の本醸造を飲んだ。なかなかの辛口で
 美味しかったねえ。
  いやあ、疲れもあって、いい気持ちになって、ふらふらとホテルへ・・
 で、帰ったら、バタンキュー。 おやすみなさい・・・
 

11月3日(土)
 
  朝早くおきて、まずはお風呂を。 昨夜、入れる状態ではなかったので。
 ふと、外を見ると、丁度朝日が・・・
 

  ポチの部屋からの朝日

  で、朝食をホテルで7時ごろ取り、フロントで観光船の時間表とか、
 タクシー会社の電話番号を教えてもらい、部屋へ戻った。
  それから、タクシー会社へ電話し、3時間くらいの観光をお願いした。
 料金は15000円、ま、いいか、ということでお願いした。ホテルへ
 タクシーが迎えに来るのが8時ごろ、ということで、宮古市の散策を・・
 

  近くには、
   何だか面白そうな家が・・
 
  8時前にタクシーが到着。 ホテルをチェックアウトし、荷物は
 ホテルに預け、出発!
  観光のポチの希望、海や山の綺麗な景色のところがいい、写真が
 撮りたい、を伝え、コースを考えてもらった。 ただ、宮古は海岸の
 町だから、山の紅葉はあまりいいところは無いということ。
 ま、仕方が無い。
  ポチははじめて知ったんだけど、宮古の川にも鮭が上ってくるん
 だって。鮭はてっきり北海道だけかと思ってた。 まずは、川が海に
 流れ込むところに連れて行ってくれて、泳いでいる鮭を見せてくれた。
 確かに大きく成長した鮭がたくさん泳いでいた。 でも、彼(?)らは
 橋のすぐ上流側に、鮭の習性を利用した仕掛けがあり、その網の中に
 入っていき、みんな捕まってしまうらしい。 3年かけて大きくなって
 戻ってきたのに・・・ちょっとかわいそう。
 
  泳いでる鮭、見えるかな?
    大きな魚だね
 
 
  それから、海岸や町を通り過ぎ、田老漁港へ・・・
 そこは三王遊歩道の入り口だった。
 
  三王遊歩道の案内図
   現在地、わかるかな?
 
  対岸の海岸線・・・
   岩肌が厳しい海岸線を形成
 
  海岸線沿いの遊歩道
 
  田老のシンボル三王岩
 
  ここで、車に戻って移動・・・
 車は坂を登って、三王岩が良く見えるところへ連れて行ってくれた。
 ここからは三つの岩がはっきり見えた。中央の大きい岩が男性で、
 高さは50mもあるらしい。 左側が女性で、右側が太鼓らしい。
 
  三王岩
   見ようによっては・・・
 
 
  高いところから
    対岸の海岸線を・・・
 
  それから、車は山を降りて浜辺へ。ここは、三王海岸・・・
 いやあ、海が綺麗だった。
 
  三王海岸
   海の色がとっても綺麗!
  
 
 
  今度は車で山を登り、海が見えるところへ・・・
 ここも綺麗だったなあ・・・
 
  ホントに海が綺麗
   ここも三王海岸でしょう
 
 
 
 
  そこから海岸沿いの
        小道を・・・
 
 
  歩いていくと急な石の階段が目の前に・・・
  運転手の人は、ここで車に戻るかと思ったみたいだけど、
 遊歩道、行ってみますかとの一言に、ポチは行く行くと答えて
 すぐ斜度のきつい階段を急ぎ足で登り始めた。 運転手さんは、
 仕方なく付いて来てくれてた・・・
  でも、しばらくして、ポチも後悔したよ。
 登っても登っても階段は続く、膝が疲れてきて、
 しかも斜度はますます厳しく、しかも階段の幅は狭くなり、
 戻ろうとしても、その階段を下りるのは怖くて、もう登りきる
 しかなかった。
  やっと、階段の斜度が少し緩くなってきてホット一息、
 周りを見る余裕が出てきた。
 
  登ってきた階段
    緩やかなところだから
    なーんだって思うかな?
  木立越しの海もなかなかだね
 
 
  やっと上り詰めて歩いていくと、開けたところに出て、
 そこから綺麗な海岸が・・・
 
  寄浜海岸かな?  
 
  更に進んでいくと、真崎の灯台があった。 ここは岬の先端で
 この灯台で行き止まりだった。でも、ここに車が駐車していた。
 タクシーの運転手さんもびっくりだった。どこから来たんだろう・・・
 ここに車を止めて、海岸に降り、釣りをしてるんだろうね。
 
  真崎の灯台  
 
  灯台の近くは広場になってて、キャンプなんかができそう。
 周りは木に囲まれ、海は見えづらかったけど、一部は見えるように
 木が切られていたね。
  ホントはもう少し木を切れば、綺麗な海岸が良く見えるんだけど
 国立公園だから、勝手には切れない、ということみたい。
 
  浪打海岸
   ここは木が切られていて
   海岸線が見えた
 
  そこからの帰り、急勾配の道だけど、車が通れる道を見つけたので
 そこを歩いて降りて車のところへ戻った。
  次に熊の鼻へ向かったが、途中、運転手さんが、紅葉のきれいな
 スポットで車を止めてくれたので・・・
 
  カラフルな紅葉   
 
  熊の鼻、と言われている所
   まあ、そう言われれば
 
 
  さて、ここで海岸とはお別れで、龍泉洞という日本三大鍾乳洞の
 一つ、に向かった。
 
  その途中でも、
    紅葉の綺麗なところで
  
 
  途中、車の中でポチは睡魔に襲われて・・・時々、意識不明に。
 で、やっと、龍泉洞に着いた。
 
  龍泉洞の入り口へ
   向かう途中にせせらぎが
 
  龍泉洞の入り口
 
  龍泉洞の中は真っ暗で、写真はうまく取れなかったけど、
 何とか見られるものを・・・
 
  ぼやけてるけど
    龍泉洞の中の感じ
    わかるかな?
  
  暗いけど、壁の肌と、
    深い底の下に
    緑色の地下水が・・・
 
  地下水が溜まってるの
    わかる?
  龍泉洞の壁、
   その間を縫って見学路が。
   水が噴出していた穴、
     わかるかな?
 
  鍾乳洞、沢山あるけど、
   まだまだ未発見のものも
   多いらしい 探してみる?
  鍾乳洞の入り口の近くの池に
    岩魚が泳いでた!
 
 
  さて、龍泉洞を見終わってから、最後の目的地、浄土ヶ浜へ
 向かった。
  途中に、茂師海岸が見えるところで車を止めてもらって・・・
 
  茂師海岸  
 
 
 
  また車の中でうつらうつらしていると、浄土ヶ浜が見えるところへ・・・
 
  木立を通しての浄土ヶ浜  
 
  そして、いよいよ浄土ヶ浜到着! ここで、タクシーの運転手さんに
 お礼を言い、料金を払って、タクシーによる観光は終了。
  浄土ヶ浜では、まずレストハウスで昼食を。うに丼、美味しかった!
 それから、浄土ヶ浜散策へ・・・
 
  浄土ヶ浜
   白い砂、白い岩が印象的
   かもめが多く、
    餌をやってる人もいた
   
 
  そこから、観光船乗り場の方へ歩いて向かった。
 
  海岸線の散歩道
    そこから浄土ヶ浜を
    眺めると・・・
 
  観光船乗り場は
   トンネルの向こう
  トンネルを抜けると
   そこにも新たな湾が
   そして、そこに乗り場が
  
 
  そこで、観光船に乗船。 約40分だった・・・
 
  海の濃い緑と色づいた木々、
     綺麗だった
  かもめが餌をもらおうと
 船の周りを飛び回っていた
  かもめの餌は船上で
 100円で売ってたよ
  船はずいぶん揺れて
 デッキで写真を撮るのも
 命がけ(ちょっとオーバー?)
  ロウソク岩、わかるかな?
  潮吹き穴は、うーん、
 わからなかった・・・残念
   
  帰りは、岸から離れた
 コースを・・・
  

  さて、これで陸中海岸/宮古の観光は終わり。
 ここでタクシーを呼んで、新鮮な魚介類が買えるという魚菜市場へ。

  魚菜市場は、沢山のお店、新鮮な魚介類だけでなく、いろんなお店が
 入っている市場だった。 いやあ、新鮮なお魚が安かった。秋刀魚が
 50円から130円くらい、イカは100円から150円、ホタテが150円から
 200円位だったかな?その他、いろんな魚が、今朝上がったばかりの
 新鮮な魚が沢山置いてあった。その中でも、やっぱり鮭が多かったなあ。
 でも、がっくり来たのが鮭の値段・・・メスは2500円から4000円位して
 綺麗に並べて売られていたけど、オスは山積みで、800円から1500円、
 何だか寂しかった・・・すじこ付きのメスと、用済みのオスでは、こうも値段が
 違うとは・・・
  ポチは、大きな鮭1尾(もちろんメス)と秋刀魚、イカを各5尾、ホタテを5個
 買って、自宅へクール宅急便で送ってもらった。
  また、他のお店で美味しそうな、するめとわかめと昆布を、持ち帰る土産
 として買った。
  で、買い物が終わったら、またタクシーを呼んで、まず荷物を預けていた
 ホテルへ寄って、荷物をもらい、すぐ宮古駅へ。 盛岡行きの列車は
 1日4本、ポチが乗るのは15時43分発の列車。それに乗り遅れると
 18時10分発の最終列車になる・・・ 用心のため、30分ほど前に駅に
 着いて待機。あ、ここで、新幹線で食べるお弁当、蟹やいくらがのってる
 お弁当を調達。

  列車は予定通り出発。そう混んでもなく、ワンボックスゆったり使えた。
 景色を楽しんでると、すぐに暗くなって・・・ そして、雨がしとしと降りはじめた。
 観光中は雨に遭わずラッキーだった。でも、この雨が、トラブルの元に
 なるとは・・・

  列車のエンジンの音が異常に大きく、なんか変だなあ、その割りに、列車
 ゆっくり走ってるなあって感じはしてたんだけど・・・ 1時間半ほど過ぎて
 言い訳の車内放送が・・・ 雨と枯れ葉によるスリップで、17分遅れで
 運行中・・・ この季節、よくあること・・・ おいおい、ポチの新幹線は
 盛岡で9分の乗り換え時間しかない、これじゃあ間に合わない・・・
 後半、取り戻して欲しいっ願ったけど・・・ でも、山道を過ぎて平らなところに
 きても一向にスピードを上げようとしない・・・ 遅れは遅れ、この季節、当然の
 ことと、淡々と運転しているようで、困る乗客のことをちっとも考えてないのでは
 と、ポチは頭に来た・・・ お腹もすいてたからかもしれないけど・・・

  で、乗務員が回ってきて、乗り継ぎの確認に・・・ ポチの切符を見て、
 あ、ダメですね、次の新幹線を利用してくださいって、何だそりゃ!
 すみませんの一言も無い! この季節、雨が降れば、列車が遅れるのは
 当たり前って感じで、こんな短い乗り換え時間の新幹線を選ぶ方が非常識
 のような言い方で・・・ でも、そういう新幹線を選んでくれたのはお宅でしょ、って
 もう少しでポチも切れるところだったけど、そこはそれ、ポチは大人だから
 ぐっと我慢・・・ 髪の毛が2-3本枯れ葉のように散ったけど・・・

  最終的には、30分くらい遅れて、盛岡到着。 そこで、新しい新幹線の
 指定席を得るために、また駅の緑の窓口に並んで・・・ 結局、1時間あとの
 新幹線に乗って帰ってきた。
  これも、枯れ葉と雨で遅れる、山田線が原因だと思うと、なんかJRは
 もっと工夫できないものかと・・・ 例えば、列車の先頭車両に、枯れ葉を
 取り除く装置をつけるとか・・・ ラッセル車の技術を使えば何とかなるのでは?
 それがダメなら、大型で下向きのワイパーみたいな物に、ホウキをつけて
 掃きながら走ったらどうだろう・・・ レレレ号とか言っちゃって・・・

  ま、新幹線で例のお弁当を食べたら、少しは怒りが収まったけど・・・

  おかげで、自宅に着いたのは10時半頃。
 今回は少しトラブルもありましたが、宮古旅行もこれで終わりに・・・
 

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